筆者の住む町は地方都市のひとつで、東西と南北の鉄道路線の交わる場所であり、駅前に江戸時代の旧街並みがあったり、また反対側にはショッピングモールや商店街もあり、大変賑わっています。
住んでいても環境の良さには大変満足しています。
ところがひとつ満足できないのは、駅前にコインパーキングが少なく、どう考えても料金が馬鹿がつくほど高いのです。
市営のものはあるにはあるのですが、50台ほどの規模で新たに作る場所もありません。
にもかかわらず、月極駐車場は嫌というほどあって、そこには空車が目立っています。
運営会社に聞くと車室はほとんど埋まっていて、予約待ち状態らしいのです。
だからちょっと止めの青空駐車が多く、警察もコインパーキングを使うように指導しているのですが、そもそも周辺に普通の価格のコインパーキングがないことが余計利用者の気持ちを逆撫でしているようで、其処此処でもめている光景を見ます。
でもこのような光景は多かれ少なかれ、全国どこでも比較的賑やかな街では普通に見られることです。
実はこうした光景は、駅前渋滞の原因にも挙げられており、実質的に止められない状態を放置しおくのは大きな問題です。
しかし具体的な方策としては、警察も手が出せず、議会なども、市民と業者との板挟みなのか具体的な法案は出てきません。
それでも時折、必要に迫られて駅前駐車にチャレンジするのですが、そもそも止めれるかもわからず、また止めることができても高額な駐車料金になるわけですから実に憂鬱です。
駐車場問題は明らかに行政が手の出せない部分もあります。
しかし条例などで「駅前○○キロ以内の駐車場では月極規模〇台以上の場合は〇%は時間貸しにすべし」などとしない限りは、この憂鬱は治りそうにはありません。
今なら駐車場シェアリングサービスもあるのですから、そこは公僕も徴収するだけでなく、市民の利便性を考えて動くべきではないでしょうか。