9日、akippa株式会社はこれまで不可能と思われていた、駐車場シェアリングサービスのゲート式駐車場での利用が可能となったことを発表しました。
駐車場シェアリングサービス業界では、これまでそのシステムがスマホでの予約(事前決済)を前提にしているため、現地での使用後に現金精算する方式のうち、ロック式の対応はできていたのですが、ゲート式に関しては、別途機器の設置などが必要と考えられていて、実現不可能と言われていました。
しかしこのほどakippa株式会社は「シェアゲート」を完成させ、この難問を実現。
これは従来の機器に専用機を取り付けるだけで、本年中に導入すれば、機械代からメンテナンス費用も無料という、ほぼ完璧なシステムの提案となります。
業界内で絶対優位で進めてきたakippaだが、「ここへ来て強力な決定打を放った」とう報道もあり、今後、一気に拡大されることが予想されます。
(※以下はプレスリリース掲載)
駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社(代表取締役社長:金谷元気)は、株式会社アート(代表取締役社長:関本祥文)と共同で、IoTを活用したゲート式駐車場(※1)コントロールシステム「シェアゲート」を開発したことをお知らせします。
「シェアゲート」は駐車場出入口のゲート機器に取り付ける端末です。駐車場利用者は、ゲートを通過する際、akippaアプリからBluetoothで接続するか、テンキーでakippaから発行される暗証番号を入力するだけでゲートの開閉が可能となります(※2)。シェアゲートを導入することで、ゲート式駐車場において従来実現できなかった「事前予約」と「スマホ決済」を、無人で実現することが可能となります。
akippaではこれまで、個人宅の空き駐車場や月極駐車場、コインパーキングなど平置きの駐車場を中心にサービスを展開してきました。ゲート式駐車場においては、出入口にあるゲートの開閉がスムーズにできないためakippaのサービス展開が難しい状況でしたが、シェアゲートを設置することで、オフィスビルや商業施設などのゲート式駐車場でもakippaの導入が可能となり、駐車場事業者は稼働率の低い時間帯の駐車場貸し出しなどに活用できるようになります。
また、Bluetooth機能を利用すれば車内からゲートを開閉してETCのようなゲート通過が可能となるため、ドライバーの利便性向上も見込めます。■シェアゲート 紹介動画
■シェアゲート概要
シェアゲートは株式会社アートが開発したクラウド上で鍵や利用履歴の管理を行うアクセスコントロールプラットフォーム「ALLIGATE(アリゲイト)」を活用して、駐車場向けサービスとしてakippaと共同開発しました。端末の施工・保守は株式会社アートより提供します。
・商品名:シェアゲート
・端末導入費用:通常20万円(※)
・取付設置費用:通常5万円(※)
・月額保守費用:無料
・契約期間:2年間
※2018年内にご導入いただき、弊社審査基準を満たした場合はakippaが全額負担。■サービス開始時点での導入企業(2018年5月9日時点)
・大和ハウスパーキング株式会社様
・大和リース株式会社様
・株式会社いずみパーキング様■株式会社アートとは
1976年に創業。まだ世の中に「セキュリティー」という言葉の馴染みがない頃からオフィスビルや住宅マンション等の出入り口のロックとその管理をするための出入管理装置や電気錠制御盤の製品をラインナップする老舗のセキュリティー専門メーカーです。2004年に業界初のEdyナンバーでの照合、2017年11月にはクラウドやスマホを活用したアクセスコントロール専用プラットフォーム「ALLIGATE」をリリースするなど、セキュリティー業界では老舗でありながら常に新しいことにいち早くチャレンジしているメーカーです。■akippaとは
契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫に、15分単位でネット予約して駐車できるサービスです。誰でも簡単に駐車場をシェアできます。現在、予約駐車場サービス・駐車場シェアサービスで業界1位となる、駐車場拠点数を確保しています。
https://www.akippa.com/※1 ゲート式駐車場とは、以下の写真のような、駐車場の出入口にバー式のゲートが設置された駐車場を指します。コインパーキング事業者・商業施設・ホテルなどがゲート式駐車場を多く持っています。
※2 Bluetooth機能搭載端末は2018年末頃提供開始予定です。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000016205.html