“ねぎぼうず”をご存知でしょうか。
いわゆる“パーキングメーター”のことで、今ではかなり減ったように感じますが、道路脇に一定間隔に並んでいて、利用者は決められた枠の中に車を止めて、設置されたパーキングメーターにコインを入れるものです。
だいたいは1時間300円などで、大変便利なのですが、いつのころからか“車を止めてすぐにコインを投入しなくてもよい”、つまり“0分~59分までは無料で使える”というような“都市伝説”が瀰漫するようになりました。
さてこれが“都市伝説”なのか、それとも“事実”なのかということですが、答えは“都市伝説ではない”というのが正確な表現です。
実は現在でも道路交通法に関しては、グレーゾーンが数多く存在しています。
法整備が時代に追い付いていないというのが正確かも知れません。
先のパーキングメーターのことについても、これが導入された時代と現在では環境が全く違っていて、一番にその目的が変ってしまっています。
地域の人達に利用してもらいやすい街の環境作りが最初の発想だったものが、いつのまにか違反を財源化する流れになってしまいましたが、理念は残っているので、そこでちぐはぐなことが起きます。
しかし、法律ですから、そこには白も黒もはっきりしているとの声があるでしょう。その通りです。
パーキングメーターに関して、すぐにコインを投入しないと違法というのは現状では警察の見解であって法律でないのが現実です。
この点について、庶民には且つては知る方法がありませんでしたが、ネット社会となって、これを追求している人が現れて、私たちが知る事になっています。
この点については「交通違反 取締り110番」というサイトがありますので、一度ご覧になられて、法律について考えてみられてもよいかと思います。
自動車に乗るものにとって、警察とのゴタゴタは避けたいものです。
しかし最近警察の見解や法の執行、情報の扱いなどに、行き過ぎな行動もみられてきているという危惧もあります。
警察の揚げ足をとろうというのではありませんが、日本は明確な法治国家ですので、法の順守は徹底することは当然であると言えるでしょう。