豊洲市場が、2年を越える、よく分からない騒動の末、ようやくオープンしました。
“よく分からない”と言ったのは、築地を2分するような様々な問題があったと言われていますが、駐車場新聞の知る範囲では、これらの問題の深層や検証もされた形跡もなく、また解決したような経緯も感じられない中、2年の間、事実上放置されていたからです。
その間、膨大な額の調節費が市場関係者に亘った訳ですから、これって要するに市場関係者に税金でお小遣いを払ったと言われても仕方がないのではないかと感じます。
とかく築地の移転問題では、このような、意味不明の騒動が続きましたが、その間ずっと言われていたのは“とにかく豊洲の新市場は使いにくい”ということです。
そして、オープン初日には2時間の渋滞で大混乱したと報道されもしましたが、どうもそれもかなり“やらせ”的なものが多かったように思います。
確かに初日に一部、大混雑と言われたエリアもあったようです。
勝鬨橋あたりから豊洲訪問に向かうエリアでは、実際は考えられない場所に取材クルーが陣取っていたためであったとか、準備不足でほんらい市場の茶屋(駐車場関係の元締めのような組合)に話をつけていなかったので、止める場所がなかった車の路上駐車が原因であったようで、実際に話を聞いたところでは「意外にスムースに行ったとのこと。
特に2日目以降は順調で、早すぎるくらいだったし、施設内の駐車スペースも結構空いていた」という声が多く聞かれました。
銀座から、遠くなったと言いますが、それは南部や東部からは近くなった訳ですし、正直、“築地に住みついていた1万匹のねずみがどこへ行くのか”などという記事を読むと、「いったいどのような衛生管理をしていたのか!」と声を上げたくもなります。
周辺のコインパーキングを含めた駐車場問題も、現状、それほど必要がないという声も多く聞かれます。どうも築地・豊洲報道には少し、注意が必要なのかも知れません。