インターネットメディアサイト「ITmedia NEWS」の決算ピックアップの4月17日記事で、akippaに対する冷静な分析を掲載しています。
この記事では、業界の変化の予兆と、駐車場シェアリングサービスの飛躍への予感と共に、akippaの企業としての将来性に対する高い評価が述べられています。
記事の題名は「業界首位”へあと一歩、駐車場シェアサービス「akippa」に迫る脅威」となっていて、以下の記事で、全体が把握されています。
akippaは2009年設立。もともとは携帯電話や求人広告の販売代理店事業を展開していたが、14年から駐車場シェアサービス「akippa」を始めた。駐車場シェアサービスは、個人や法人所有の駐車場や空きスペースを、貸し出す駐車場として登録、借り手とマッチングするサービス。
従来の駐車場サービスと比較すると、貸し手側は精算機や車止めといった初期投資が必要なく、貸し出す時間帯や日数も限定できるメリットがある。一方、借り手側は貸し手側の負担が少ない分、割安の料金設定で利用できることが多く、スマートフォンなどから簡単かつ1カ月前から予約できる点が特徴。akippaでは、15分単位で貸し出しできる。17年時点のakippaの駐車場拠点数は1万7000拠点(業界首位のタイムズ24は約2万拠点)、会員数は60万人となっている。主な競合サービスは「軒先パーキング」(軒先、12年開始)、「B-Times」(タイムズ24、16年開始)、「toppi!」(三井不動産リアルティ、16年開始)「楽天パーキング」(楽天、17年開始)など。またソフトバンクも18年夏ごろをめどに参入予定だ。
akippaは、資金調達面では16年にDeNAなどから6億円、トヨタ自動車から数億円、17年に住友商事などから3.7億円と、総額約16億円以上を調達している。
さらに、akippaの成長状況については
16年時点で4500拠点ほどだった拠点数は1万7000拠点まで、会員数も20万人から60万人まで増やしており、特に拠点数はこのペースであれば、近いうちに首位のタイムズ24を捉えそうです。 また、トヨタやDeNAの他、阪急不動産、三菱地所、マピオン、ガリバー、リクルートといった、自動車や不動産関連の大手企業とも度々提携を行っており、周辺業界の期待の高さも感じます。
とし、akippaの現状を紹介しています。
記事は「カーシェアや自動運転とも連携した未来の駐車場」の見出しで以下のように締めくくられています。
カーシェアリングはだいぶん広がってきました。akippaのような駐車場シェアリングも業界全体のスタンダードになっていき、いつか自動運転が本当に実現したとしたら――。ふと思い立って、カーシェアで空いている車に乗り込んで、車内で提案された目的地近くのスペースの中から距離と料金が良い感じのものを選択、後は座っているだけでその駐車場まで到着、というような未来が待っているかもしれません。そう思うと、ワクワクしてきますね。
記事全般に紹介されている数字も現状把握もほぼ正確で、日本の駐車場の大きな変動が予想される記事となっています。
出典:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/17/news077.html